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メモメモですぅ

長文書きたくなった時用

「貞子vs伽椰子」を観に行きました

ネタバレは無いです

「貞子vs伽椰子」の大雑把な説明

エイプリルフールネタが元で始まったこの企画、ネタで白石監督が「実現したら是非自分に」と言ったら大真面目に出来上がってしまった作品

白石監督と言えば「オカルト」、「カルト」、「ノロイ」、「コワすぎ!」、「超コワすぎ!」等のインディーズ映像作品界のホームラン製造機で有名な監督である

白石監督と言えば独特なカメラワーク、怖い物を時には物凄く怖く、時には面白可笑しく表現する表現力、そして何と言っても乱雑なのか複雑なのかよく分からないのに人を引き込む物語の進め方が魅力

だと勝手に思ったり

あるタイミングで出てくるとあるキャラクターは白石節キマりまくってるので要チェック

キャストはよく知らないですけど山本美月さんと菊池麻衣ちゃんがかわいかったと思います

「貞子vs伽椰子」の個人的な感想とか色々

大まかなあらすじと小学生並みの感想ばかりでネタバレは無いです(2度目)

兎にも角にもラストが衝撃的なので幸いにもまだネタバレを食らってない諸君はこんなクソ記事見てないで今すぐSNSを閉じPCを落としてスマホの電源を切った上で映画館に向かえ

大まかにストーリーを説明すると

貞子と伽椰子(と俊雄)はもはや都市伝説として語り継がれており、「リング」呪怨中で見せた怪奇現象等は曖昧なものとして伝えられてきた

そして現代、「見たら死ぬ呪いのビデオ」はもはやVHSビデオを知らずに育った世代も多く存在し、また「入ったら死ぬ呪いの家」は何しろ築年数が築年数なのでボロボロになってしまい蔦が生い茂る廃墟同然のお化け屋敷として噂されていると言う背景を序盤でそれとなく補完してくれる

こういう序盤でのお互いのキャラを潰さない、それでいて世界観に馴染まない様にはしない白石監督の手腕恐るべし(パンフレットでもこのさり気なさが評価されていた)

そして貞子と伽椰子が二枚看板で戦うというタイトルなので必然的に同時に呪われる対象も二人以上になる

その為貞子と伽椰子と言う日本ホラーの二大巨塔に加え山本美月演じる倉橋有里と玉城ティナ演じる高木鈴花のW主人公の形式になっている

そして何と言っても前述の通り物語の進め方が上手い 詳しくは言えないが今までの違う世界の看板同士が戦う所謂「◯◯vs◯◯」映画とは全く違う手法で物語が進んでいく

所々に白石イズムが散りばめられててそれを見つけるのも面白かった 起承転結も全て貞子と伽椰子の大きすぎる存在感を消さず、お互いがお互いを潰し合わない絶妙なバランスで尚且つ後から思い返せば「あ~完全に白石作品のそれだったな~」って思えました

「リング」、「呪怨では鍵となるトリガーである"呪いのビデオ、"呪いの家"だがどちらも引き金であるにも関わらず実はあまり触れられない(序盤だけで役割が終わってしまう)

しかしこの「貞子vs伽椰子」では"呪いのビデオ"、"呪いの家"は物語全てを通じて鍵として扱われる

後何気に脅かし方が「リング」呪怨のそれでビックリした 両作品の監督さんも協力してるのかな?あれが狙って再現したものだったらかなり出来が良い

ちなみに映画版呪怨を手がけた清水崇監督は今「雨女」をホラー作品としては異例の4DX限定で公開中です

僕は怖いので観に行きません

「リング」と「呪怨」についての余談

今回焦点を当てられた「リングでの貞子」と「呪怨での伽椰子」について

お二方とも"呪いのビデオを視聴した"、"呪いの家に一歩でも踏み込んだ"とかなり限定的に見える方法でのみ対象を呪い殺す事が出来る

しかし大分曖昧な部分もあり、"呪いのビデオ"のケースでは複製された物でも効果がある、映像だけを抜き取った物でも効果がある(貞子3Dでの動画投稿サイトにアップロード云々とか)など実はインフルエンザ並みに感染力が爆発的な厄介な物

これは僕自身も疑問なんですが、"呪いの家"の場合外門からアウトなのか(庭などもアウトなのか)、家に触れるのもアウトなのか、ドアを開けただけでもアウトなのか(玄関に足を踏み入れない) こっちの場合大分曖昧

ちなみに呪怨では踏み入れざるを得なかったホームヘルパー、引越し屋、現場検証に来た警察も呪いの対象になっています それだけじゃ飽き足らず家に足を踏み入れた者に関係のある人物(親族など)も対象になる理不尽さ こっちも負けず劣らずの感染力

ちなみにどちらも生前にきちんと設定があり、「リング」の貞子は実は超能力者で、母親を死に追いやった者達に超能力で復讐した結果、気味悪がられ暴行され最終的に井戸に落とされ殺害される悲劇的ヒロインだった

「貞子vs伽椰子」では超能力者の設定は無かった事にしていると白石監督直々に言っています(詳しくはパンフレットの白石監督インタビュー)

同じく呪怨の伽椰子・俊雄親子の設定も呪怨内でしっかり補完されていて、伽椰子はかつてストーカー癖が災いして夫の剛雄に想い人へ愛を綴った日記を読まれ嫉妬し逆上した剛雄に殺害されてしまい、勢いのまま飼い猫のマーを惨殺 隠れた俊雄は怨霊化した伽椰子に連れて行かれ夫の剛雄も呪い殺されてしまう こうして一家(と一匹)は全員死んでしまう

って言うのが一般的だけど伽椰子が剛雄を使役した例とか伽椰子が過去イタコの家系だったってのもあるし何しろビデオ版、劇場版、スピンオフ、小説、ハリウッド版リメイクと設定が多岐に渡るから色々あって伽椰子・俊雄親子が"呪いの家"に住み着く地縛霊になったって認識で大丈夫(だと思う)

貞子は生前の特徴が超能力なため普段の佇まいにはあまり出てこないが、伽椰子は生前のストーカー癖が怨霊になっても染み付いているのか呪いの対象に対してかなり執着する(この執着っぷりは"呪いの家"ルールをブチ壊す程)

俊雄も愛猫マーを目の前で殺された為猫の鳴き声を発するなど伽椰子・俊雄親子は生前の情報が色濃く出てくる

このような絶対に世界観が合わないと思われたキャラを見事に合わせ、尚且つ白石節が思う存分炸裂する「貞子vs伽椰子」は全国公開中!

この記事書いてる最中ヘッドフォンからノイズ聞こえてきてめっちゃ怖かった